活発な小学生、特に高学年になると成長痛とも言われる踵骨骨端症がよくみられます。
セーバー病とも言われ運動量により良くなったり悪くなったり繰り返します。
今回とても気の毒な例がありました。
小学5年生のサッカー少年、1年以上踵の痛みで病院に通院していたそうです。
サッカー大好きで休むことができなかったそうです。
当院に来院された時は全く踵を着くことが出来ず歩くのがやっと。
いろいろ診るとアキレス腱、ふくらはぎもパンパンに張っています。
ここまでは珍しくありません。治療とストレッチ指導が通常のパターン。
大きな問題はシューズにありました。
足のサイズを測り、履いているシューズを見ると2cmも大きい物でした。
しかも親指の付け根あたりはやぶれて穴があき通気性バツグン状態。

足の計測器
これでは足ヒレを着けてサッカーしているようなものです。
踵の負担もたまりません。
しばらくの治療で痛みがとれてからシューズを買い替えて練習開始。
走りが見違えるようになったようです。
つまらないことで足を痛めている例でした。