麻薬的な足のサポーター
2013-05-21 17:34
株式会社THS
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今回は足首サポーターの影響で膝、股関節まで痛みを出すことになってしまった例を紹介します。
Mさんはママさんバレーで活躍しています。2年前右足関節を骨折、病院で治療を受けた以後足関節のサポーターを必ず使用しバレーボールを続けていました。
先日、足が痛いと来院し、「ジャンプ力を向上させたい」とも相談を受け、以前ケガした右足の状態を見てみました。
以前の足の骨折は腓骨の下の方で軽いヒビだったようで靭帯には影響無く足関節の動きを計測してみると全く正常でした。
 


まず、足首の動きを制限するサポーターの装着をやめるように指示しました。
しかし、Mさんはサポーターがないと不安で動けないと言います。


そこで、サポーター装着時とサポーター無しでの垂直跳びの比較をしてみました。
サポーター装着と無しで3回ずつテストしました。


結果は黒いマークがサポーター装着、赤いマークがサポーター無しです。


明らかにサポーターを外した方がジャンプが向上することがわかりました。
するとこれだけでMさんの不安は解消したようです。
「サポーターを外した方が体の動きが軽い」と180°転換してしまいました。
単なる「怖い」という思い込み。
さらに詳しく話を聞くとサポータを装着してから膝、股関節、腰の痛みも出るようなったと話しています。これは、捻挫防止で足を強く回内させるようにサポーターを装着していたからのようです。
Mさんは偏平足気味なので回内防止のテーピングをして練習をしてもらうことにしました。


ケガの後、サポーターがないと不安で外せなくなり長期間締め付けることにより体に負担をかけている場合があります。麻薬的な部分があるので状況に応じて使うことが大切ですね。



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