変形性膝関節症とO脚の生体力学を取り入れた治療の紹介です。
Fさんは変形性膝関節症により整形外科でヒアルロン酸の注射を受けていました。
しかし歩行後の痛みが足、膝、股関節にでてしまい当院で生体力学の治療をすることになりました。
普通に立ったときの画像です。
O脚と赤い丸印のあたりが回内足によりぶくぶく慢性的に腫れているのがわかります。
外反母趾もあります。
これは右脚を距骨下関節ニュートラル位に荷重を変えた写真です。
右脚は足首の腫れも消えまっすぐに見えます。 左脚と比較すると違いは歴然です。

次は左脚を距骨下関節ニュートラル位に荷重を変えた写真です。
右脚同様足首の腫れも消えまっすぐに見えます。
しかし、距骨下関節ニュートラル位に荷重を変えると右足は右方向に左足は左方向に骨盤と上体が回旋してしまいます。
骨盤や下肢が捻じれているのです。これらの矯正に生体力学に基づいた
足底板、オーソティクス処方が必要なります。