がんこな顎関節症を足、体の歪みから治療した例です。
高校3年生の女性、半年前から顎関節症が悪化し、ほとんど口が開かず物を噛めない状態で歯科医院、歯科大、整体、カイロとあらゆる治療をしてきたそうです。
前回はこの顎関節症の根本的な原因の一つの足の障害「機能的母趾制限」という歩行時に足の親指が曲がらないトラブルについてかきました。
今回はこの足の障害による姿勢、体の歪み、顎関節への影響についてお知らせします。
足に障害があると蹴り出しが弱くなるので歩幅が狭くなります。
その為左の写真のように歩行姿勢も猫背になり頭部が前傾してしまいます。
首の筋肉もストレスが加わり顎関節の動きの支障が生じてしまいます。
右の写真のように治療により姿勢を矯正すると顎関節の動きも改善されます。
治療に加えこの姿勢を維持できるような日常生活での対策が重要になります。
毎日のストレッチ体操、この方は足に大きな問題があったので歩行姿勢矯正に足底板の処方もしました。
慢性化してしまった顎関節症は体全体から診ていく必要がありますね。