がんこな顎関節症を足、体の歪みから治療した例です。
高校3年生の女性です。半年前から顎関節症が悪化し、ほとんど口が開かず物を噛めない状態で歯科医院、歯科大、整体、カイロとあらゆる治療をしてきたそうです。
すでにあらゆる治療をしているのですからここでは細かく顎関節に影響を与える体の歪みを検査してみました。
そして、いろいろ見つけました。
足は、「Functional Hallux Limitus」機能的母趾制限という歩行時に足の親指が曲がらない機能障害です。
これは腰痛や膝の痛み等あらゆる体の痛みの原因になると欧米の足病医学で重要視されています。
歩くと親指の付け根が全く曲がらず代わりに先端の関節が曲がっているのがわかります。
異常な歩き方になるので体全体に悪影響が出ます。

(正常な曲がり方)
これは歩いた時は左の写真のように親指の付け根が曲がりません。
しかし、体重がかからないと普通に曲がってしまうので気づかないのです。
これは珍しい障害ではありません。多くの人が持っている障害です。ただ気づかないだけです。
まだ日本では紹介されていないので。

このように親指の付け根の関節が曲がらないために親指の爪の所が代わりに曲がり、上向きに曲がってしまっています。第一関節は負担がかかるためコブのように盛り上がってきます。
さらに体が歪みます。
この続きは次回に。