当院に訪れる慢性腰痛の患者さんも多くの方が腰痛ベルトを利用しています。
しかし、装着の具合を見るとしっかり固定されているように見えません。
ほとんどの方が軽く腰を包んでいる程度の巻き方です。
特に高齢の方は顕著です。
その効果を尋ねると「これを巻いていると安心」「楽だ」という答えが返ってきます。
明らかに「思い込み」のように思えます。
このような方に使用を止めるようには言わず運動療法と矯正を行うと簡単に上体の前屈、後屈、捻転等の
動き(可動域)が改善します。
このような患者さん達は思い込みにより体の動きを低下させている典型的な例なのでしょう。